清志郎が逝って2年と2ヶ月が過ぎて、
きっとこんな時間を繰り返していたら、あっという間に私の番が来てしまいそう。
こんな風にしてちゃダメだな。なんかしなくちゃ。
少なくとも、こうしてられることに感謝しなきゃ。
清志郎の声を聞くとそう思う。
山ほどある素晴らしいことばの中から(しかも私はまだその一握りしか知らない)
ここのところ大好きな「スローバラード」を。
こんなシンプルなことばと音のなかに、
愛する幸せや、それと隣り合わせのやるせない哀しみ、不安、
すべてひっくるめた人間らしい「切なさ」を表せる人はいない。
そして彼のことばは、彼の音に乗って完成される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨日は車のなかで寝た
あの娘と手を繋いで
市営グラウンドの駐車場
ふたりで毛布にくるまって
カーラジオからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
あの娘の寝言を聞いたよ
ほんとさ、確かに聞いたんだ
カーラジオからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
ぼくら夢を見たのさ
とっても良く似た夢を