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wabi sabi hibi 2


忘れた歌を思い出す。

昨日の夕方。休日恒例の家族行脚を終えて帰宅すると、
アパートの入り口にうす黄色のカナリアがちょこんといた。
丁度、彼の実家や職場、親戚の家でペットを愛でて帰って来たところだったので、
「あーあ、うちにも動物がいたらなあ」と考えながら歩いていたところ、
まさにその瞬間、足下にカナリア。
びっくり。

負傷してはいないようだが、どこかの家から脱走(翔?)してきたには間違いない。
少し飛んでも高さも距離もない。
アパートでは猫が何匹か出入りしているので、とりあえず確保しうちへ。

実は、私達はカナリアには特別な思いがあるのだ。
彼の実家には以前、偶然飛んで来て、そのまま飼い鳥になった
きれいなきれいなまるっこいカナリアがいた。良く泣く雄だった。
そこに、ご両親の友人が、つがいになるように雌をプレゼントし、
2羽一緒にちいさなかごで暮らしていた。
特に彼のお母さんはとても大切にしていて、
しばらく居候していた私達もよく世話をしていた。
特に暇人だった私は、もともと動物に必要以上に愛着を持ってしまう性格も手伝い
とくに気にかけて世話をしていた。
それが半年前、ある拍子に2羽とも逃げてしまったのだ。
私はそれを後から聞いて大ショック。
まあ、自由になったんだと思えば救われるが、自然のなかでやっていけるほど、
ワイルドにも見えなかった2羽だったから、心配で。。。

それが今回の出会い。
こちらの勝手なストーリー、エゴだとは解っているけれど、なんとも不思議。

靴を買ったときの箱に、布と新聞を敷いて、水をはったお皿を置いて、
ごはんには、キャベツとクラッカーと、すこしの胡麻と十穀米。
きっと彼女(色も薄いし、鳴かないから女の子?)は、
外の世界できままに暮らしたいのかもしれないけど、
私は動物のいる生活にとてもしあわせ。
ちょっと気になればすぐに覗いてしまう。

しばらくは、うちで過ごしてもらいたいなあ。
忘れた歌を思い出す。_c0211378_19413433.jpg

by sayanbon | 2011-05-16 19:41 | 徒然/no big deal

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